日本のトイレを見て
日本のトイレを見て
外国人の方が、日本に来て一番、ビックリする異文化は、『トイレ』。
大変綺麗で、紙が用意されている事など親切な所も非常に驚く。
それ以上に、使い方が一番困惑する様だ。
今回は、異国の文化の一つ『トイレ』について解説します。
トイレ表現
トイレ表現
日本語は、多くの表現があり、日本語能力検定と日本で生活している時、耳にする、日本語表現の違いに、外国人は大変苦労してますね。
昨今の日本では、
・トイレ
・便所
・化粧室 (女性用)
・お手洗い
以上の四つが一般的です。
最近では、
・ラバトリー
・W.C (ダブルシー)
この様に、カタカナ表現をする事もあります。
また、昔の表現ですが日本人が理解出来る表現として、
・厠「かわや」
・手洗「ちょうず」
・憚り「はばかり」
・雪隠「せっちん」
などのあります。
今も、お洒落なレストランや居酒屋で表現されている処があります。
もし、昔の映画や時代劇が好きな人は、覚えた方が良い表現です。
日本語能力検定には、出てきませんよ。(^_^;)
トイレの種類
トイレの種類
日本には、大きく分けて2種類のトイレ使用分類があります。
1) 接触タイプ
身体の一部を、便器に接触させて使うモノ
例: 「洋式トイレ」「宇宙船のトイレ」
2) 非接触タイプ
身体を、一切、便器に接触させないモノ
例: 「和式トイレ」「男性用小便便器」
トイレがどちらのタイプを、理解して正しく使いましょう。
和式トイレ
和式トイレ
和式トイレは、アジア圏内では、おなじみのタイプです。
しかし、日本の様に水を使用するタイプは珍しいとおもいます。
和式トイレにも、2種類のトイレがあります。
1) 落下タイプ便器(汲み取り式/垂れ流し式)
地域によって、ボットン便器、ボッタン便器などと呼ばれます。
汲み取り式では、下のタンクに溜まり、定期的に回収作業をします。
垂れ流し式では、海や川、肥だめなどに、直接流し処理します。
2) 水洗タイプ便器
水の勢いで流し、別のタンクや下水道に流します。
洋式トイレ
洋式トイレ
最近、洋式トイレにも「水洗式」と「落下式」が、あります。
殆どは、皆さんが見たことがある「水を流す(水洗式)洋式トイレ」です。
しかし、
身体の悪いお年寄りや障碍者の人の為に、和式トイレの落下式を、簡易洋式トイレに改造している所が増えてきてます。
そして、最近の洋式トイレには、多くの工夫がされています。
最も新しい洋式トイレには、人間工学テクノロジーが使われています。
お尻を洗ったり、便座を暖かくしたり、臭いを消したりします。
最新の洋式トイレの使用方法は、別のブログで詳しく説明します。
男性専用便器
男性専用便器
男性専用として、立って小便が出来る便器があります。
今は、どこの国でもあるようです。しかし、日本の男性用便器には、自動水栓などのセンサーが付いていたり、消臭機能があったり、または、無水や便器が喋りかけたり、健康状態が判るハイテクノロジーなトイレもあるようだ。
ビデ (女性用洗浄器)
ビデ (女性用洗浄器)
ヨーロッパでは、広く一般家庭でも普及しているビデ(女性用洗浄器)ですが、
日本では、ビデ(bidet)は、一部の高級ホテル以外では見る事が出来ません。
日本は、お風呂を毎日入る文化やウォシュレット(electric toilet seat)の普及などで、ビデを必要としなかったので、普及しませんでした。
多目的(多機能)トイレ
多目的(多機能)トイレ
このトイレは、身体障害者や内蔵障害や病気の人。また、高年齢や小さな子供などを、介助する人と一緒に使用したりする必要がある人達が使います。
中は広く作られており、車椅子の方でも十分使用出来ます。そして、設備として、オストメイト(ostomate)対応の設備やオムツ交換の簡易ベッドなどがあります。
障碍者の方や子供連れなど必要な方の為に、出来るだけ使用を控えましましょう。
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